中学校教師の息子として生を受けた大学生の思想

僕が思うこと、つまり凡人の考えを書きます。

Level13:ノーベル賞とキズナアイ(その2)

 

 

さっきの記事の続きです。

偏見たっぷり。

 

 

というかね。

 

日本人って、応用とか好きじゃんね。

 

 

 

うちの学部も、今は応用理工だけど、昔は「基礎工学」って名前だったのよ。

 

その名前だと、あまりに人が集まらなかったんだって。

だから「応用」って入れたら、いっぱい入学するようになったんだってさ。

 

 

基礎って嫌いでしょ?みんな。

 

基礎=努力=継続=時間かかる

 

みたいなイメージあるもんね。

そしてそれは間違ってないもん。

 

結果出すのはみんな好きだよね。

勝負に勝つ方がいいし、お金はいっぱいもらえる方がいいもん。

 

わかるわかる。

 

 

でもさ、みんな努力嫌いじゃんね。

 

楽してサクッと結果出したいっしょ。

 

だから

『お金に好かれる法則』とか

『年収1000万円超える人の習慣』とか

『できる男は超小食』とか

 

そういう小手先感のある本とかブログとか人気出るよね。

 

わかるわかる。

 

 

そういうことを発信している人の

育った環境や

幼少期に受けた教育とか

どれだけ行動力があるかとか

 

そういうのぜーんぶ無視するよね。みんな。

 

「基礎研究は成果が出ない」

って聞いたら

 

「分かる!!俺全然結果出ない!」

「マジかよ。じゃあその道進むの止めるわ」

 

ってなるよね。

 

わかるわかる。

 

 

日本人は勤勉だーー!!!

って海外で言われてるって聞いたら

 

マジ俺日本人。勝ち組。

 

みたいに思うよね。

 

 

でもね、勤勉じゃないんだよ。

頭動かして、自分から行動するのが苦手な臆病者だから

上司に言われたことしかできないんだよ。

柴犬と一緒。

 

教科書に書かれたことが正しいと思っているから

先生に変な質問すると嫌われるんだよ。

 

 

でも大丈夫。

 

今はSNSがある。

インターネットがある。

海外の情報もすぐ手に入る。

 

 

教科書は間違っていることがある。

時代がどんどん変わっていく。

新しいものがどんどん出てくる。

 

そういった「変化」を今の20代前半以下の年代の日本人は

リアルタイムで見てる。

 

 

国が、世間が、大人が、

かけてきた洗脳が解けつつある。

 

常識とは

「みんなの常識」

ではなく

「自分だけの常識」

だということに気づきつつある。

 

大人は怖いんだよ。

自分の知らないコンテンツが出てくるのが。

 

だからキズナアイにあんなに噛みつくんだ。

 

 

キズナアイに関しても、言いたいことが山ほどあるので後日。

 

 

情報に敏感になれ。

変化に敏感になれ。

拒絶じゃない。受け入れるんだ。

自分が思う方向へ歩け。

たとえ世間とズレていたとしても。

たとえ大人に反対されても。

 

 

 

 

 

最後に、本庶佑教授の言葉を貼っておきます。

 

研究者になるにあたって大事なのは「知りたい」と思うこと、「不思議だな」と思う心を大切にすること、教科書に書いてあることを信じないこと、常に疑いを持って「本当はどうなっているのだろう」と。

 

自分の目で、ものを見る。そして納得する。そこまで諦めない。

 

そういう小中学生に、研究の道を志してほしいと思います。

 

 

 

それでは。

 

 

ばいちゃ。